特別定額給付金申請をオンラインで・・・

「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」が令和2年4月20日に閣議決定されて、いよいよ全世帯(全国民)に対して「特別定額給付金(10万円給付)」の申請が開始されます。この申請を行う方法として(1)郵送申請方式と(2)オンライン申請方式の2つが用意されています。ここでは、マイナンバーカードを使って申請するオンライン申請方式について説明します。

マイナンバーカードをお持ちの方は、パソコンまたはスマホを使って「マイナポータル」から特別定額給付金の申請が出来ますが、以下の申請に必要なものを事前に確認しておくことで、手続きがスムーズに進めることが出来ます。

オンライン申請に必要なもの

①マイナンバーカード

世帯主の方のマイナンバーカードがあればご家族全員の申請は可能となっています。もしマイナンバーカードをお持ちでなければ、マイナンバーカード作成の申請が必要です。カード申請に要する時間次第で郵送申請の方が早いかもしれません。

②パソコンまたはスマホ

パソコンの場合、以下の環境が必要となります。

  • Windowsをご利用の場合
    OSは、Windows10またはWindows8.1のいずれか。
    ブラウザは、Internet Explorer 11、Edge 40以上、Chrome 69以上、Firefox 68以上のいずれか。
  • Macintoshをご利用の場合
    OSは、macOS Catalina(バージョン10.15以上)、macOS Mojave(バージョン10.14以上)、macOS High Sierra(バージョン10.13.1以上)のいずれか。
    ブラウザは、Safari 12以上、Chrome 69以上、Firefox 68以上のいずれか。

スマホの場合は、以下の環境が必要です。

  • Androidをご利用の場合
    OSは、Android 6.0~10.0のいずれか。
    ブラウザは、Chrome 69以上
  • iOS(iPhoneを)をご利用の場合
    OSは、iOS 13.1以上
    ブラウザは、Safari 13以上

※それに加えて、マイナポータルアプリとの相性があり動作保証されたスマホが公開されています。お持ちのスマホにマイナポータルアプリがダウンロードできるか事前に確認しておきましょう。格安スマホのような「おさいふケータイ」機能がないものは、動作保証外となりますのでご注意ください。スマホでのオンライン申請が出来ない場合は、パソコン+ICカードリーダーでのオンライン申請若しくは郵送での申請のどちらかになります。

③ICカードリーダー

マイナンバーカードを使って本人認証を行う装置です。②の動作保証されたスマホをお持ちの場合は、購入の必要はありませんが、スマホが動作保証外の場合は、パソコンにICカードリーダーを接続する必要があります。少しもったいない気もしますが、今後マイナンバーカードを使用する機会が増えるとみると、この際買っておいてもよいかもしれません。

私のおすすめは「ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi USB対応 RC-S380」。

④マイナポータルAP(アプリ)

マイナンバーカードを使用して、マイナポ―タルを利用するために必要なソフトウェアです。動作保証以外のスマホの場合、Google PlayやApp Storeで「マイナポータルAP」を検索しても表示されません。

また、パソコンの場合、使用しているブラウザ(IE、Edge、chrome、Firefox)によりブラウザのバージョンアップ作業が必要になります。詳しくはこちらで確認ください。

⑤(利用者証明用)電子証明書暗証番号

マイナンバーカードを登録した際に設定した利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁)。マイナポータルへのログインに必要になります。

⑥(署名用)電子証明書暗証番号

マイナンバーカードを登録した際に設定した署名用電子証明書暗証番号(英数字6文字以上16文字以下)。振込先金融機関口座確認書類の添付時に必要になります。

⑦振込先金融機関口座確認書類

申請者名義の通帳やキャッシュカード、インターネットバンキングの画面等の写し又は画像(口座番号、カナ氏名等が分かるもの)。振込口座の確認資料として添付する必要があります。事前に画像に落としておきましょう。

「特別定額給付金の申請」これで、マイナポータルにログインするための準備が出来ました。ここまで進むだけでも結構な手順が必要です。マイナンバーカードを持っていても、パソコンを持っていなかったり、動作保証外のスマホの場合は、オンライン申請が出来ずに、郵送申請をすることになります。オンライン申請を行うつもりで、のんびりしていると焦ってしまうかもしれませんので、ここまでは、事前に確認しておきましょう。