可処分所得

可処分所得とは

サラリーマンの場合、年収から社会保険料、所得税や住民税を差し引いた後の金額を可処分所得と言います。

一般的に年収(収入金額)といった場合、社会保険料や所得税・住民税、その他の控除(給与天引きの保険料など)が引かれる前の「総支給額」を指します。各種アンケートや申し込み書類などの「お勤めの会社の年収」欄に記入する場合は、この総支給額を記入します。ちなみに、源泉徴収票の「支給額」欄に書かれた金額が総支給額になります。

また、「手取金額」といった場合は、総支給額から 社会保険料や所得税・住民税、その他の控除(給与天引きの保険料など)が引かれた後の給与口座に振り込まれる支給金額を表します。

他に年収を表す言葉で「所得金額」という場合がありますが、これは所得税や住民税を算出する基となる「課税所得金額」(税金を計算する際の基となる金額)を指しています。

このように年収金額は、目的や状況によりいろいろな表し方をする場合がありますが、「可処分所得」もその1つで、「実際に自分で自由に使うことが出来る金額」を表す場合に用います。一般的に「手取金額」といった場合は、給与天引きによる財形貯蓄や支払い保険料を差し引いた金額になりますが、可処分所得には、「手取金額」に給与天引きされた貯蓄や保険料などを含めた金額を指します。

可処分所得 = 年収-( 社会保険料+所得税・住民税 )

■可処分所得のイメージ