DCを一時金で受け取る(2)書類記入編【NRKでの実際の流れ】
第1回の「DCを一時金で受け取る(1)WEB手続き編【NRKでの実際の流れ】」では、WEBでの「老齢給付金の請求書作成手続き」までの流れを解説しました。
第2回では、数日後、手元に届いた書類の内容とチェックポイントについてまとめます。
書類は届いたけど、どう書けばいいのか分からない方も多いと思いますので、本記事では、実際に届いた書類の中身と記入のポイントを解説します。
シリーズ記事「DCを一時金で受け取る」
- 第1回:WEB手続き編
- 第2回:書類記入編 ← 今回はこの記事
- 第3回:完結編
DCの給付金請求書類が届いた
WEBでの「老齢給付金の請求書作成手続き」の完了後、4日程度でNRKより簡易書留(転送不要)で手続き書類が届きます。
内容物としては以下の通りです。但しこれは、
- DCを一時金での受け取る。
- 退職所得がDC以外にある。
場合の内容物ですので、DCの受け取り方や他の退職金の有無などにより内容物は異なるかもしれません。
- 裁定請求書(老齢一時金)
- 退職所得の受給に関する申告書 兼 退職所得申告書
- 税務帳票作成にあたっての確認書 兼 同意書
- マイナンバー確認書類・本人確認書類 貼付台紙
- チェックリスト
- 請求書の見方・書き方<裁定請求書(老齢一時金)>
- 申告書の見方<退職所得の受給に関する申告書>
- 返信用封筒
提出に必要な書類についての注意点・ポイントを解説します。
❶裁定請求書(老齢一時金)
WEBで入力した内容がプレ入力されていますので、内容を確認しましょう。
訂正があるときは二重線で抹消して訂正印押印の上、内容を記入してください。
詳しくは❻請求書の見方・書き方<裁定請求書(老齢一時金)>で内容を確認した上で、間違いがなければ捺印します。

❷退職所得の受給に関する申告書 兼 退職所得申告書
WEBで入力した内容がプレ入力されていますので、❼申告書の見方<退職所得の受給に関する申告書>で内容を確認しましょう。
新たに記入する項目はありません。

私の場合は、確定拠出年金の拠出期間が5年以下の為、短期勤続期間になります。
また、前年以前19年内に退職金がありましたのでC欄⑧の勤続期間はみなし勤続期間に再計算されていました。
この部分は、退職金とDCを2回受け取る場合の税金計算に直結します。詳しくは以下のおすすめ記事を参照ください。
❸税務帳票作成にあたっての確認書 兼 同意書
この書類は、他の退職手当の受け取り状況を確認するための書類です。
❷退職所得の受給に関する申告書 兼 退職所得申告書 との整合性の確認書類かと思われます。
受け取り済の「退職所得の源泉徴収票」の枚数。過去及び未来においての退職所得の受け取りについての回答が必要となります。

注意事項として以下の内容が記載されています。
- これから支払を受ける(退職所得の源泉徴収票を受け取る)場合、原則、今回のDCの老齢給付金請求手続きはできません。
- 既に受け取り済みの退職所得の源泉徴収票が不足した状態では、税額計算に影響があるため、退職所得控除を利用した受け取りが出来ません。
- 手元に全ての退職所得の源泉徴収票がそろい次第、改めて手続きを進めて下さい。
つまり、受け取り済みの「退職所得の源泉徴収票」が揃っていないと受給手続きは出来ないということです。
記載した枚数の「退職所得の源泉徴収票・特別徴収票」の提出(コピー可)が必要です。
この書類については、全項目記入が必要です。
❹マイナンバー確認書類・本人確認書類 貼付台紙
- マイナンバー確認書類
個人番号カードもしくは個人番号が確認できる書類をこの台紙に貼付して提出します。
- 本人確認書類
本人の身元が確認できる顔写真付き書類をこの台紙に貼付して提出します。

DCの給付金請求で必要な提出書類一覧
提出書類は以下の通り。(手続き内容により異なります。)
- チェックリスト
- 裁定請求書(老齢一時金)
- 退職所得の受給に関する申告書 兼 退職所得申告書
- 受け取り済みの「退職所得の源泉徴収票」(コピー)
- 税務帳票作成にあたっての確認書 兼 同意書
- マイナンバー確認書類・本人確認書類 貼付台紙(確認書類貼付済み)
提出書類の最終チェック
- 裁定請求書に押印したか
- 退職所得の受給に関する申告書の内容を確認したか
- 税務帳票作成にあたっての確認書のチェック漏れはないか
- 源泉徴収票は全て揃っているか
- 本人確認書類は貼付したか
- コピーを取ったか
郵送
後日、問い合わせの可能性もありますので、必ず上記提出書類は、コピーを取っておきましょう。

提出書類を返送用封筒に入れて郵送してください。
書類提出で一番重要な注意点
- 源泉徴収票が揃っていないと手続きができない。
既に受け取り済みの退職所得の源泉徴収票は全て必要となります。 - 退職所得控除・税額に影響する。
既に受け取り済みの退職所得の源泉徴収票が不足の場合は、退職所得控除を利用することができない為、税額にも大きな影響を与えます。 - 預け替えはしてはいけません。
請求書類を提出した後は、預け替えはしてはいけません。
※預け替えを行った場合は、老齢給付金の請求書の再提出が必要となります。
不明点がある場合は、書類に記載のコールセンター等にお問い合わせください。
まとめ(感じたこと)
ここでは、WEB上で必要項目は入力済みの為、プレ入力済みの書類の内容確認と日付入力・捺印程度の為、作業時間は15分程度。確認用書類のコピーを事前に準備していれば、トータルでも30分程で作業は完了できそうです。
但し、NRKでは2027年1月から裁定手続きがWeb上で完結できる仕組みになるようですので、近い将来、この作業は不要になるかもしれませんね。
特に書類に不備が無ければ1か月半くらいで一時金の振り込みが完了する予定です。
実際、いくら入金されたの?税金は?
で詳しく解説します。


